Super Neo-Matic(スーパー・ネオマティック)は、1990年代の一時期のみ生産され、現在では入手困難となっているエフェクト・ペダルをモチーフに開発された、非常に大きな可能性を秘めたデジタル・タイム・モジュレーターです。
本機はオリジナル・ペダルと同様に、2つのモジュレーション・タイプ(トライアングル/ランダム)を備えています。
トライアングル・モードでは、時間遅延がワイドなレンジのトライアングル波オシレーターによってコントロールされ、伝統的なコーラス、ヴィブラート、フランジング効果を得ることができます。
ランダム・モードでは、時間遅延がランダムにコントロールされることで、サウンドが様々な予測のつかない変化をする、非常に奇妙なエフェクト効果をもたらします。
また現代的なデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)の搭載により、2つのサウンド・モード(ヴィンテージ/モダン)が選択可能となりました。
ヴィンテージ・モードでは、オリジナル・ペダルと同様の8ビットのビット深度で動作し、90年代初頭の帯域幅の狭いオリジナル・サウンドが楽しめます。
モダン・モードでは24ビットのビット深度で動作し、音質向上、ディレイ・タイムの延長が実現しました。
さらに本機は、外部機器を接続することなくランプ・モーフィング・アクションが可能です。
ランプ・モーフィング機能を使用すると、あらかじめ設定した2つのパラメーター間を1回の操作でなめらかに移行でき、その変化のスピードについても設定できます。
選択したモードにお好みの調整をしたパラメーターを本体に4つまでユーザー・プリセットすることも可能です。
拡張機能として先進的な32ビットマイクロ・コントローラーを採用し、マルチ端子(TRS)は別売のNEOフットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDI機器の接続に対応しています。

●1台で4つのエフェクト・モードを搭載
●VINTAGE TRIANGLE: ディレイ回路をトライアングルLFO(低周波発振器)波形でモジュレートします。本物の1990年代のデジタル体験ができるように低めのサンプリング・レートとビット深度で動作します。
●MODERN TRIANGLE: VINTAGE TRIANGLE同様、ディレイ回路をトライアングルLFO(低周波発振器)波形でモジュレートしますが、より高いオーディオ品質を得るためにDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)がフル24ビット、50kHzのサンプリング・レートで動作します。
●VINTAGE RANDOM: ランダム・モジュレーション・エフェクト。デプス・コントロールの設定によって微妙なダブリングやコーラス効果が得られます。低めのビット深度とサンプリング・レートの採用により、1990年代のオリジナル・ペダルのようなザラついたトーンが得られます。
●MODERN RANDOM: VINTAGE RANDOM同様のランダム・モジュレーション・エフェクトですが、最高品質のクリアなオーディオを得るためにDSPが最速で動作します。

■コントロール: RATE/RANGE, DEPTH/RAMP RATE, MIX/LEVEL, FEEDBACK, SELECT
■スイッチ: RAMP/MOM×1, BYPASS/PRESET×1
■バイパス: バッファード・アナログ・バイパス
■ドライ信号: アナログまたはDSP(選択可)
■DSP: 24-bit + 32-bit コントローラー
■サンプリング周波数: 50kHz -> 12kHz
■入出力端子: Input, Output, Multi, DC In
■電源: 9VDC (別売パワー・サプライ)
■消費電流: 110mA
■入力インピーダンス: 1M ohms
■出力インピーダンス: 560 ohms
■サイズ(最大外形寸法): H58 × L122 × W74mm
■重量: 約288g

※DC In適応プラグ・サイズ: 内径2.1mm / 外径5.5mm
※別売パワー・サプライの極性は必ずセンター・マイナスを使用して下さい。
※推奨パワー・サプライはMusic WorksのDC0913Bとなります。