グレッチギターのリプレイスメントピックアップ「TVジョーンズ」その2

前前前世ならぬ、前前前回にもこちらのブログでご紹介しましたTVジョーンズピックアップ(前前前回のブログはこちらからどうぞ)ですが、こちらでは

第二弾

という事で、前前前回とは変わり、シグネチュアモデルや変り種等をご紹介いたします。

TV Jones Brian Setzer Signature

ブライアンセッツァーのシグネチュアモデルのグレッチギターにも搭載されている、ブライアンセッツァーのシグネチュアモデルのTVジョーンズ・ピックアップです。

TVクラシックと比べますと、より音がクリアで音の輪郭がハッキリ出る印象です。

「TVジョーンズ社の創始者であるトーマス V.ジョーンズは、ブライアン・セッツァーとの20年以上に渡る長い付き合いの中で、ブライアンが理想とするピックアップのサウンドは、「これだ!」というものを熟知していました。
その理想のサウンドのために研究開発した結果、誕生したのがブライアンセッツァー・シグネイチャー・ピックアップです。
ブライアンセッツァー・シグネイチャー・ピックアップは、TVクラシックのコイル・デザインを全て見直し、クリア・サウンドのためのコイルとファットでダークなサウンドのためのコイルを2種類組み合わせています。
この2つの異なるコイルの性質をミックスさせることで、高周波数のキャンセルを抑え、明瞭なトップ・エンドとパンチの効いたロー・エンドを手に入れることに成功させました。
一言で表現するならば「ブラインの好きな、より透明感のあるトーン」だと言えます。
ブライアンセッツァー・シグネイチャー・ピックアップは、TVクラシックとTVクラシック・プラスの中間にあたる出力とトーンを持ったピックアップに位置づけられるモデルです。
フィルター・トロンのルックスを持ったメタル・カバーには、シグネイチャー・モデルであることを証明するサインが刻印されています。」

もちろん、ブライアンセッツァーが好きな方や、サウンドにクリアさをより求めたい方にも、新しく搭載するのにお勧めのピックアップとなっております。

TV Jones Ray Butts Ful-Fidelity Filter’Tron

こちらはフィルタートロンの1959年当時の最初期の仕様を忠実に再現したピックアップです。

TVクラシックと比較しますと、やや丸みや温かみのあるサウンドの印象です。

「TV Jones社の創始者であるトーマス V. ジョーンズは、グレッチ・オリジナル・ピックアップのフィルタートロンの最初期のピックアップの開発者Ray Butts(レイバッツ)の家族の協力のもと、貴重な実物と当時の設計資料を手にする機会を得ました。
フィルタートロンは、世界で初めてハムキャンセリング・ピックアップとして特許を1959年6月30日(特許No.2,892,371)取得したピックアップのひとつです。
1958年に誕生してから50年以上の時を経て、トーマス V. ジョーンズの手によって復刻されたピックアップがRay Butts Ful-Fidelity Filter’Tronです。
当時フィルタートロンは、Chet Atkins(チェットアトキンス)用のピックアップとして開発されました。
レイバッツの目標は、真の高音質トーンの実現、外部ノイズの軽減、当時のピックアップの欠点をすべて緩和することでした。
その想いが実現された最初期のフィルタートロン・ピックアップを再現したRay But t s Ful -Fidelity Filter’Tronは、当時と同じくボビンがポッティングがされておらず、メタル・カバーは容易に外れ、トップには“PAT. APPLIED FOR”の文字が刻印されています。
もちろんコンダクターはヴィンテージの2芯仕様です。」

TV Jones Paul Yandell Duo-Tron

なかなか見た目にもインパクトのある仕様ですが、上がネック用で下がブリッジ用となっており、フィンガーピッキングスタイルに特化したピックアップとなっております。

「ユニークで独占的なデザインは、チェットアトキンスと親友のポールヤンデルとして知られていた親指の指ピッカーによって開発されました。
Paul YandellのDuo-Tronは、オリジナルの特許図面にレイアウトされたRay Buttsのステレオコンセプトの簡略版です。
ブレードと特殊な合金のポールスクリューを組み合わせることによってマグネットの応答が強調されます。
ネック・ポジションでは、ブレードはより大きな音を提供し、フルメロディー・ラインに適しています。
プレイヤーは高音弦の感度を失うことはなく、音の強さと同様に重要な感触の両方に影響するより完全で大胆な応答に気付くでしょう。」

T-90

P-90デザインではありますが、TVジョーンズサウンドのクリアさを取り入れたモデルです。

「T-90は、トラディショナル・デザインのシングル・ピックアップです。
T-90ブリッジ・ピックアップの特徴は、従来のP-90に比べて高音が太く、低音がよりクリアなことです。
その音色は驚くほどダイナミックです。
ネック・ピックアップも従来のP-90にありがちなヌケの悪い低音が取り除かれ、よりクリアな音色が得られます。
スタンダード・アル二コIVバー・マグネットの採用により、クリアで温かみのある音色を実現しています。
また、大きめのポールピースを採用することで、弦振動を的確にとらえます。
TVジョーンズのT-90はこれまでにないほど、優れたP-90タイプのピックアップです。」

TV Jones Starwood Strat Pickup

TV Jones Starwood Tele Pickups

ストラトキャスターやテレキャスターにもグレッチサウンドを取り入れたい・・・

そんなご要望にお応えするのがこちらのモデルです。

ストラトキャスターはネック、ミドル、ブリッジ。テレキャスターにはネック、ブリッジとピックアップがございますので、お好みで好きなポジションに搭載出来ます。

サウンドはそれぞれ、ストラトキャスターやテレキャスターのピックアップサウンドにT-Armondのテイストを加えたサウンドとなっております。

「Starwood Strat Pickupは、伝統的なストラトキャスター・ピックアップのクラシック・トーンにT- Armondの持つヴィンテージなヴァイブ感を組み合わせて設計しています。
特徴的な大きめのポールピースを持ち、ヴィンテージ感のあるCloth Pull Back Wireを採用した2コンダクター仕様です。
一般的なストラトキャスター(シングル・コイル)・ピックアップが装着されたギターに搭載可能※です。」

「Starwood Tele Pickupは、伝統的なテレキャスター・ピックアップのクラシック・トーンにT-Armondの持つヴィンテージなヴァイブ感を組み合わせて設計しています。Starwood Tele Pickup Neck(ネック・ピックアップ)は非常に豊かな倍音を伴った破壊力のあるトーンが特徴です。ダイレクト・マウントだけでなく、ピックガードに吊り下げてマウントすることも可能※です。
Starwood Tele Pickup Bridge(ブリッジ・ピックアップ)は非常に優れたバランスを持ち、アグレッシヴで厚みのあるトーンが特徴です。
2コンダクター仕様でヴィンテージ感のあるCloth Pull Back Wireを採用しています。
一般的なテレキャスター・ピックアップが装着されたギターに搭載可能※です。」

※取付けの際ギターに加工が必要な場合もあります。

TV Jones Starwood Humbucker

TVジョーンズによるPAFスタイルのハムバッカーです。

サウンドはネック側はバランスが良く、低音弦もクリアです。ブリッジ側はレスポンスが良く、高域にアタック感があります。

「40年以上に渡って良質なヴィンテージPAFを実際に手にし、サウンドを聴いてきたトム・ジョーンズが、ピックアップ製造ビジネス25年目にして、初めてPAFスタイル・ハムバッカー・ピックアップの「Starwood Humbucker」を設計・開発をしました。
トム・ジョーンズは、「オリジナルPAFを再現したピックアップは世に数多く出てますが、それらのサウンドを大きく上回る自慢のピックアップが完成しました。」と語っています。
Starwood Humbuckerは、独自の合金を使用し、コイルへ軽いワインディングにこだわり、マグネットの磁力のバランスやポールピースのサイズの仕様にTV Jonesならではの特性を持たせました。
その結果、クリアで鋭く、パンチのある、ギターとしての音色が優れたピックアップに仕上がっています。
Starwood Humbuckerは、2コンダクター仕様で、一般的なハムバッカー・ピックアップが搭載されたギターに使用可能※です。」

※取付けの際ギターに加工が必要な場合もあります。

以上が、今回のブログにてご紹介するTVジョーンズピックアップ・その2になります。

当店WEBサイトではTVジョーンズの在庫を豊富に取り揃えておりますので、より商品の詳しい説明に関してはこちらからご覧ください。

SNSも行っております。新入荷の商品もこちらから発信しておりますので、お気軽にフォローよろしくお願い致します。

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グレッチギターのリプレイスメントピックアップ「TVジョーンズ」

最近ではグレッチギターのレギュラー品にも多く搭載されておりますピックアップがこちら

TV JONES

ブライアンセッツァー(ストレイキャッツ、ブライアンセッツァーオーケストラ)、ビリーギボンズ(ZZトップ)、ビリーダフィー(ザ・カルト)、国内では横山健さん(Ken yokoyama(Ken Band),BBQ チキンズ,ハイ・スタンダード)、浅井健一さん(ブランキージェットシティ、アジコ、シャーベッツ)、菅波栄純さん(ザ・バックホーン)等々、グレッチユーザーの方が多数ご愛用してくれています。

こちらではTVジョーンズの代表的なピックアップをいくつかご紹介いたします。

TV Jones TV Classic

TV JONESの中でも1番人気で定番のTVクラシック。グレッチギターの現在のヴィンテージシリーズ・ギターの多くに採用もされているピックアップです。

迷った時には、こちらの定番モデルから試してみることをお勧めいたします。

「数多くの著名なミュージシャンの使用で知られてきた、「フィルタートロン」のビンテージサウンドですが、これまでその憧れのトーンを奏でるために、ギターに搭載するピックアップの入手がとても困難でした。
しかし、TVジョーンズから登場したTVクラシック・ピックアップが、かつてのトゥワンギーなあのサウンドを実現しました。
このTVクラシックは、1950年代後期に採用されたオリジナルの「フィルタートロン」の外観を再現し、さらにポールピースの間隔をネック・ピックアップで9.652mm、ブリッジ・ピックアップで10.312mmとし、的確に弦振動をとらえることが可能となり、「フィルタートロン」サウンドを最大限に発揮します。」

「クリーンでコンプレッションされたハイエンドにパワーを両立させました。
丁度、フェンダーのシングルコイルとギブソンのハムバッカーの中間的なトーンだと言えます。

TV Jones Power’Tron

最近では、なかやまきんに君さんでもおなじみの「パワー」ですが、こちらはTVジョーンズのパワートロンです。

見た目は先ほどのTVクラシックと変わりませんが、TVクラシックより出力を上げ、ローミッドを出せるようにしたモデルとなっております。

ガンガン歪ませて弾きたいという方にもお勧めです。

「TVクラシックの持ち味であるきらめく様なサウンド、そして透明感のあるベースノートの特徴を残しつつ、強力なミッドレンジ、高出力なスペックをフィルタートロン・サイズに組み合わせ誕生したパワートロン・ピックアップ。
パワートロン・ブリッジ・ピックアップの心臓部に特別に長い2本のボビンを使用して、スタンダード・ゲージのワイヤーのターン数が増えたことで、ベースノートの深さとクリアさが強調したトゥワンギーさ、トレブルノートがフル出力され、ミッドレンジが太いサウンドを実現しました。
全体的なトーン・クオリティーは、伝説の「50年代PAF」とグレッチ・サウンド特有のトゥワンギーをブレンドしたサウンドに仕上がっています。」

「TVクラシックを基本にパワーアップさせたトーンです。
パンチを効かせたミッドレンジとクリーンなハイエンドが特徴で、若干ダークな印象を受けます。
ギブソン的なオーバートーンと表現しても良いと思います。
コイルタップさせて使用することも可能です。」

TV Jones Super’Tron

TVクラシックよりもウォームなサウンドで、やや音に丸みを持たせたスーパートロン。

フロントに載せてジャズを弾くのにも良いかもしれません。

「このスーパートロンピックアップは、TVクラシックのポールピース・マグネットをバー・タイプのブレードに変更したピックアップです。
ブレード・タイプを採用することで表面上により広範囲の磁界を得られ、その結果、より強力なパワー感を実現しました。
そのトーンは、クラシックな透明感を残しつつ、パンチのあるサウンドに仕上がっています。」

「TVクラシックのコンセプトを基本に、よりファットなトーンが特徴です。
1960年代中期のラミネイト・ブレードのスーパートロンより、ウォームなトーンです。
ネック用は、よりウォームなトーンです。」

TV Jones Magna’Tron

フィルタートロンサイズのギターを持っているけど、ダイナソニックのようなサウンドが欲しい・・・

そんな方には、こちらのマグナトロンがお勧めです。

「フィルタートロンのルックスを持ちながら、ダイナソニック・サウンドを実現したモデルがマグナトロンです。
マグナトロンは、グレッチのフィルタートロン(ハムバッキング)から載せ換えることの出来るピックアップです。
フィルタートロンのルックスで、ダイナソニック・サウンド(シングルコイル)に近いサウンドが手に入ります。
ハムバッカー構造であるので、不要なハムノイズもありません。」

「ブライトでセンシティブ、そしてタイトでクリアなローエンド。
シングルコイルのトーン・キャラクターを持ったハムバッカー・デザインのピックアップです。」

TV Jones TV-HT

テネシアンにも搭載されているハイロートロン。こちらは現在発売中のヴィンテージシリーズのテネシーローズ(G6119T-62VS)や、浅井健一さんモデル(G6119T-65KA)にも搭載されているハイロートン「TV-HT」です。

シングルコイルで出力は低いモデルになりますが、フィルタートロンとサイズは一緒ですので、サウンド的にもルックス的にも、がらりと印象を変えたい場合にも良いモデルかもしれません。

「TV-HTシングルコイル・ピックアップは、フィルタートロンのキャビティーに合わせたモデルです。
ビンテージのハイロートロン・シングルコイル・ピックアップを進化させたレプリカであるTV-HTは、トゥワンギーでメロウなベース音とハイトレブルを再現するようデザインしています。
ユニークなサウンドの再現を可能にしたこのTV-HTには、TVクラシックのボビンに細いゲージの銅線、セット・スクリュー・スタイルのポールピースを採用しています。」

「タイトでクリアなローエンドを持った、トゥワンギー・トーン。」

TV Jones T-Armond

こちらはダイナソニックタイプのリプレイスメントピックアップ、T-アルモンドです。

ダイナソニックピックアップに比べますと、ファットで歪みのノリも良い印象で、ノイズも低減されております。

「スウィートなトーンを備え、高い機能性を備えたT-アルモンド・シングルコイル・ピックアップです。
T-アルモンドは、ダイナソニックやディアルモンドの交換用として最適なピックアップで、アメリカ製のマグネットを使用し、洗練されたデザインで仕上げています。
各ポールピースの高さが個別に調節可能なシリンダー・マグネットを採用することで、各弦ごとの出力調整が可能です。
フロント・ポジションにマウントしてもバランスがよく、非常に透明感があります。
伝統的なディアルモンドのピックアップは、ブリッジとネックのポールピースの間隔が同じなのに対し、T-アルモンドは、ブリッジ用とネック用の2種類のピッチを用意しています。
それぞれ弦の真下にポールピースが配置されるため、より良いトーンが得られる設計となっています。」

「ブリッジ・ポジションではフル・ボディ・トーン。
ネック・ポジションではクリアで透き通ったトーン。」

ここまでは各ピックアップの特徴についてお伝えいたしました。

また、TVジョーンズに関しましては

「グレッチ・エレクトロマチックのギターにも搭載したい!」「自分が持っているハムバッカーのギターをTVジョーンズに交換したい!」

このような方に対応出来るように、現在、フィルタートロンサイズのギターのいくつかはユニバーサルマウントという仕様になっておりまして(一部モデル除く)、TVジョーンズより発売されております専用のエスカッションを使用しますと、搭載出来るようになっております。

そのエスカッションがこちら

EM-1

EM-2

フィルタートロンサイズは通常のハムバッカーより小さい為、こちらのEM-1を使用すれば綺麗に収まります。

エレクトロマチックに関しましては、EM-2を使用しますと、高さ調整ネジの所が収まります。

こちらの搭載に関しまして、別で当店WEBサイトにてご紹介しておりますので、詳しくはこちらもご覧ください。

TV JONES ピックアップ Universal Mount 取り付けレポート

グレッチはもちろん、他のギターにもマッチし、そのサウンドで虜にするTVジョーンズ。

まだまだ色々なピックアップが出ておりますので、またの機会にご紹介致します。

TV JONESピックアップが気になった方は、こちらの当店WEBサイトから、お気に入りの商品を探してみてください。

https://www.gakkicenter.com/SHOP/209813/139134/list.html

また、2016年にご来店されましたTVジョーンズの創設者トーマス・V・ジョーンズご来店レポートはこちらから

Thomas V.Jones氏 ご来店レポート

SNSも行っております。新入荷の商品もこちらから発信しておりますので、お気軽にフォローよろしくお願い致します。

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